大阪ラーメンといえば、ライト豚骨の金龍ラーメン?金龍ラーメン道頓堀店を20年ぶりに食べてみた!
2019/09/23
金龍ラーメン道頓堀店
大阪でラーメンと言えば、昔は金龍ラーメンだった時期もあった。今でこそ観光地化されたラーメン屋のひとつになってしまったが、おじさまたちの中では、今でも金龍NO.1説を唱えるものもいる。
逆にラヲタの中では、せせら笑いが起きるかもしれない金龍ラーメン!
ラヲタと一般人の間にいる人間としては、金龍ラーメンを今だからこそ食べておかなければと、使命感にかられて向かった先は道頓堀。いわゆるグリコサインで有名なあの場所である!
ちなみによく間違われるのだが、金龍ラーメンは道頓堀に2つある。金龍ラーメン本店が相合橋側にあり、金龍ラーメン道頓堀店が太左衛門橋側にある。どちらも24時間営業なので、そのときの気分で選ぶと楽しいかもよ!
金龍ラーメンは、今のところ5店舗ある!
- 金龍ラーメン本店
- 金龍ラーメン道頓堀店
- 金龍ラーメン戎橋店
- 金龍ラーメン御堂筋店
- 金龍ラーメン難波千日前店
昔、ミナミで酒飲んだあとの〆ラーメンといえば金龍ラーメンが定番だった。今はラーメン屋が増えたので、金龍ラーメンを食べる機会が減った大阪人も少なくないだろう。ぶっちゃけ、俺自身も金龍ラーメンを食べるのは20年ぶりくらいになる(笑)
金龍ラーメン道頓堀店の近くには、金久右衛門道頓堀店が進出していたり、どうとんぼり神座があったり、にんにくラーメンで有名な薩摩っ子ラーメンがある。有名過ぎて逆に行く機会が少なくなったラーメン屋が軒を連ねる。
ってことで、金龍ラーメン本店のはじまりはじまり!
もはや伝説でしょう、金龍ラーメン本店!
巨大な龍のオブジェが目印。金龍を食べたことがなくても、この龍を見たことがない人は少ないでしょうね。
しかも、ラーメンを詳しければ詳しいほど、金龍ラーメンの今を知っている人は、もっと少ないのではないだろうか?
今の客層は観光客か外国人がほとんど。アジアンテイスト溢れるラーメン屋に変化していたのだ!
終電を過ぎた週末の夜、金龍ラーメンに到着するとそこは異国情緒漂う。間違いなく日本人はいるのだが、ほとんどが中国系か韓国系の旅行客という状況。
ガイドマップにでも掲載されているのだろうか?
まったく意味不明な状況にタジタジな俺、完全に雰囲気に飲まれている。外国人たちに混じり行列に並ぶこと15分。ついに順番がまわってきた。
なんせ20年ぶりの金龍ラーメン。すべてが知っている過去の金龍と違う!
外国人にもわかりやすい券売機
金龍ラーメンのメニューは、めちゃくちゃわかりやすい。これなら外国人でも迷うことがないだろう。
しかし、日本人にとってはラーメン屋の常識を覆させられる。
なぜなら、日本のラーメン屋の券売機には左上の法則があり、ほとんどのラーメン屋にとって儲け頭であるメニューをもってくるシキタリがある。いわゆる暗黙の了解と呼ばれるシステム。
そこに金龍ラーメンはスタンダードメニューであるラーメンを600円を置いている。普通ならチャーシューメンでしょうって叫びたくなる。メニューがラーメン600円とチャーシューメン900円しかないという理由もあるのだが(笑)
もうひとつ親切なことに「NOODLE IN SOUP」と「NOODLE IN SOUP WITH EXTRA ROASTPORK」という英語表記がされています。観光客が主軸になっていきつつある証拠でしょうね!
もちろん、注文したのはラーメン600円とシンプルにした。
キムチ・ニラ・ニンニク入れ放題のラーメン
食券を渡すとラーメンが出来上がるまで、その場で待つのが金龍流!
ラーメンが用意されると、目の前にあるキムチ・ニラ・ニンニクを入れて席に座るスタイル。もちろん入れ放題ではあるが、入れ過ぎるとスープが冷めてまずくなるので注意が必要。
店舗によってはライス食べ放題のところもあるが、道頓堀店では採用してないっぽい。
無料トッピングをして空いてる席に向かうと、椅子なんてしゃらくさいものはない。畳の上にちゃぶ台的なテープルが用意されている。ブーツや靴をわざわざ脱ぐのも面倒なので、腰を斜め掛けして食べてる人も多い。
もち、あぐらをかいて食べるのが金龍スタイルなので、俺は靴を脱ぎ、あぐらをかき撮影タイムに入る!
スープと麺は
金龍ラーメンの味を一言であらわすと「懐かしい」が本音となる!
20年以上前にオールで遊んでいた頃、何度も何度もお世話になったラーメンである。正直、おいしいかおいしくないかより、ホント懐かしい味なんです!
スープは安定のライト豚骨。豚骨に鶏足(もみじ)でしょうかね!
最近ではライト豚骨の方が少数派となってしまったが、関西圏の昔はライト豚骨が主流だったと思い出させてくれます。
そこに加水高めのツルツルの細麺があわさると、そこはもう夜の実験室からタイムトラベルする原田知世って感じかな。
もし、まだ金龍ラーメンを食べていないのなら、是非一度は食べてみてほしい。そこには20~30年前のリアルなラーメンの味が存在するから。
ごちそうさまでした m(_ _)m<
金龍ラーメン 店舗情報
金龍ラーメン 道頓堀店
大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-26
TEL 06-6211-6202